7月15日、キャンナス那須が発会しました

7 月15日、キャンナス那須の発会式が「那須まちづくり広場」で行われました。那須まちづくり広場は、廃校になった小学校をシニアタウンに生まれ変わらせた事業です。キャンナス那須の代表佐久間洋子さんは、敷地の一角に今年3月にオープンしたケア付きシェアハウス「みとりえ那須」を運営しています。佐久間さんは、東京都三鷹市で「ナースの家さくま」を経営していましたが、縁あって新たな地で事業にチャレンジすることになったそうです。発会式には、高齢者住宅に移住してきたシニアの姿も多くみられました。「介護も看取りも突き詰めると暗いと言われますが、私は考え方を変えて、笑っちゃう。楽しくやっていきたい」と挨拶しました。那須まちづくり株式会社の近山恵子社長や、栃木県内のキャンナスの仲間が駆けつけ賑やかな発会式となりました。

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原点はナースさくまの家、私は規格外が好きです

この度、キャンナス那須を発会するという事件を起こしました。とても嬉しいです。看護師として約40年がたちますが、それこそ刑事事件はなくまっとうに働いてきました。よかったー。

 私の原点は、ナースさくまの家です。なぜかというとナースでいられてかつ楽しかったからです。医療処置対応型シェアハウスという訳がわからない家ですが、実にさまざまな方が駆け込んできました。

 ピアニストの70代の男性は血圧が下がっていても亡くなる3時間くらい前まで、家族とお酒を飲み、亡くなった後はタキシードなんか着ちゃってかっこよかったなぁ。

 また、90代の女性は触ると噛みつきそうなヤマンバからさくまの家で見事に人間に戻る、ということを成し遂げました。そして、亡くなる前日に私の手を自分のほっぺにくっつけてあったかいなぁ・・・・! なんとまぁ。翌日にお風呂に入って4時間後に亡くなりました。姪っ子さんと嬉しくてケーキで乾杯ですね。

 看護師をやってきてよかった。料理や片付けは苦手だけど、ナースしかなーいす。だから、那須でもこの地域でも何かの役に立ちたい。

  私は規格外が好きです。発会の理由になるかは分かりませんが、何とか頑張っていきたいです。キャンナス那須をよろしくお願いいたします。
                                 キャンナス那須 代表 佐久間洋子

みとりえ那須

 佐久間さんが運営かかわるみとりえ那須は、コミュニティの中では、終末期をナースと暮らす「コミュニティ型シェアハウス」。シックな外観とはうってかわって中はログハウス調の落ち着いた雰囲気です。長年、生活リハビリの視点での施設設計や福祉用具を提案してきたリハビリデザイン研究所のショールームといった趣も。もちろん、ヒバ、檜も浴槽もあります。暖炉のある食堂は、夜は居酒屋として営業中!

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