2023年7月24日、キャンナス久米島が発会しました

 2023年7月24日、キャンナス久米島が発会しました。沖縄県では初のキャンナス拠点となります。代表の漆沢緑さんは、自然の美しさに魅せられて1年前に移住。現在は役場の福祉課で働いています。開会の言葉は吉永みゆき課長、司会も福祉課の中村班長で町をあげて応援してくれています。島を離れて暮らしている家族から、「様子をみてきてほしい」など細々としたさまざまな依頼が役場に飛び込んでくる状況で、新たな担い手として有償ボランティアの活動に期待が寄せっられています。菅原由美代表は、地域をあげての応援ぶりをみて、「地域包括ケアは地方からできるとまた実感した」と感想を話しています。その後、暖かなおもてなしと、美しい自然を満喫したようです。

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居てくれて良かった、来てくれて良かったと言われるように頑張ります

私は、昨年、久米島の暖かさや自然の美しさに魅了され、静岡県から移住してまいりました。現在は、久米島町役場福祉課に在籍しています。
 
 久米島町役場福祉課の勤務では、介護を必要とされる方、ご家族、ファミリーサポートを受ける方との出会いがあります。久米島も全国同様高齢化が進んでおり、一人暮らしや老々世帯が多く、車での移動が当たり前の島では、通院や外出、買い物も困ります。また、他にも屋内外の片付けなども若い世代の手助けを必要としています。

 他にも、離島の病院はできる治療が限られているため、本島への受診時は、ご本人のからだや心、経済的な負担、そして介護者である家族も心配や負担があります。また、子育てのサポートも不足しており、母親の孤立という問題を抱えており、介護や医療、子育てなどのサポートサービスにおいて多くの困ったが実在することに気付かされました。

 ここで、看護師歴30年余りの私なりに何かできることはないかと考えた時に、訪問ボランティアナースの会キャンナスの存在を知りました。このキャンナスの理念は、私が求めている地域の困ったに寄り添う活動であり、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けたいという願いを、できることをできる範囲で行うナースの活動でお手伝いさせていただくというところに深く共感いたしました。そして、本日ここで発会式を迎えるという勇気と覚悟を与えてくれる存在となりました。キャンナス久米島では、島内外の受信支援、生活支援を行ます。
 また、ご家族の介護負担軽減のために行っている医療処置を行います。介護の休息をご家族がとっていただくためのお手伝いをさせていただきます。また、子育ての相談やファミリーサポートを行います。そして、島内外の旅行支援、健康予防や増進に対するセミナーの実施、ケアに関わる看護師や介護士、ご家族に対してケアする仲間への自己啓発セミナーも行っていきたいと思っております。移住して1年が過ぎました。

 島の自然の魅力も想像以上、そして、何よりも島の皆様と触れ合わせていただく中で、暖かくて明るく、そしてしなやかな人柄にますます魅力を感じております。その皆様の笑顔をキャンナスの活動を通して守りたい、そして、島に来て下さる方の笑顔も守るお手伝いをしたいという思いでキャンナス久米島を立ち上げる決意をいたしました。皆様にいてくれてよかった、来てくれてよかったという存在になれるよう、我々の笑顔や言葉に皆様が少しでも安心や安らぎを感じていただけるよう精進してまいりたいと思います。
                                    キャンナス久米島代表 漆澤緑

                                    

 

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