2023年9月30日、キャンナス潮来が発会しました

2023年9月30日、キャンナス潮来の発会式が行われました。代表の堀内真由美さんとキャンナスの出会いは東日本大震災の時。ケアマネの仕事をしながら、いつかはキャンナスを立ち上げたいと思ってきたそうで、満を辞しての発会です。当日は、神栖市済生会病院在宅診療の医師でコミュニティナースの資格をもつ阪本直人さんが講演。地域の仲間として、地域づくりへの熱い思いを語ってくださいました。介護食調理家電デリソフターを使った豚汁や白玉パフェの試食会もありました。お花のディスプレーやアロマの手指消毒のスプレー等々、細やかな心配りの感じられるあたたかで楽しい集まりとなりました。

キャンナス立ち上げの動機
キャンアスとの出会いは、201 1年東日本大震災です。
 6月に気仙沼のボランティア活動の救護室の手伝いを何日か行いましたが、その時に、数日交代で派遣されてくる看護師の団体キャンナスの存在を知りました。おたんこナースの絵を描いた大きな壁掛けを救護室のテントに飾っていました。それから数年たち、茨城県の水戸でキャンナスが始まったことを知りました。
 
自宅から遠いですが、何回かキャンナス水戸の代表と話をして、パートとして仕事を始め、訪問看護をしながら、キヤンナスを利用する方、キヤンナスの受付から申し込み、利用までを勉強しました。その後、ケアマネの仕事をするために地元に戻りました。訪問看護やケアマネの経験から、家族が本当に介護で疲れているのを間近で見てきました。

 介護者が病気になり、患者様に続いて翌年に癌で亡くなったときはとても悲しかったです。
独居、家族が複数の高齢者を介護している、育児と介護を、仕事をしながらしている大変な状況の方がいます。
家族が当たり前のように介護をする社会から、少しづつ変わって役割分担していくことで、家族は家族にしか出来ないことに集中できるようになると余裕も出てくるのかと思います。

 介護のために、自分の人生を大きく変える必要があるのか(特に退職)。自分の人生でやりたいこと、目指したいことを介護していても諦めてほしくないと思います。家族がいてもいなくても、その人らしい自分の人生を諦めずに過ごしてほしいと思います。うまくバランスを取って、今の時点で後悔のないようにそれぞれの人生を歩んで欲しいです。そのお手伝いを地域で支え合いたいです。

キャンナスでやりたいこと
・家族の代わりとしての支援
(自宅での見守り、留守番、受診の付き添い、外出支援、家族ができる範囲の医療行為など)

・デリソフターで柔らか食支援
(自宅にデリソフターを持ち込み、家族の準備した食事を柔らか食にするお手伝い)

・訪問デイサービス支援
(1日2~3時間ほどの訪問で入浴介助、食事介助、レクリエーション、リ八ピリを行う)

・講師紹介のお手伝い
(キャンナスに登録している方で、介護予防などの講師として実績がある方を講師として紹介)

・地域活動のイベントなどに参加
(啓蒙活動、救護活動など)
 
 地域にどんどん出ていきたいが、仕事しているために制限があり、思うように動けずにいた。9月からは、働き方を少し変えて、自由な時間をとりながらうまく調整していきたい。ピンクのTシャツを着て、キャンナスとして、これからはどんどん地域に出ていき、家族の代わりになる頼れる存在があることをアピールし、仲間を増やしていきたい。
 1年間に1回、1時間のボランティアで助かる人がいることを知ってもらいたい。

その他
20019年より、 茨城県の鹿行地区個嶋市、行方市、鉾田市、神栖市、潮来市)
の医療介護福祉住民をつなぐ会立ち上げ、主に介護保険の勉強を定期的に始めま
した。
親の介護が急に始まっても慌てずに相談する場所を知っていること、顔の見える関係作りを希望する住民と、介護関係で働く職員の思いが一致しました。
初回は、「もしパナカードゲーム」を行い、ACPについて住民と共に話し合いました。翌年にはコロナ禍となり、思うように活動できなかったですが、オンラインでの活動、リアルでの活動を定期的に行いました。つなぐ会では、本当にいろんな方と繋がりました。人と人が繋がる場所になりました。
今回、講演を依頼した阪本医師は、大学からの出向で鹿行地区医療過疎化地域のへルスプロモーションに10年前から力を入れて活動していま説
つなぐ会でつながってからは、コミュニティナース活動も兼ねて、地域のイベントに時々出るようになりました。,キャンナスのお手伝いをしてくださる方も、つなぐ会で知り合いました。
4年前に頑張って立ち上げて良かったと思います。   
                                  キャンナス潮来代表 堀内真弓

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