キャンナスいせさきが発会しました

 2022年9月25日、キャンナスいせさきの発会式が行われました。伊勢崎市の協働まちづくり事業の助成金を得て、菅原由美代表の講演会として企画されました。当日は、渡邉里紗代表が新型コロナ感染症の濃厚接触者となって参加できないハプニングもありましたが、リモート参加での乗り切り、賑やかな会となりました。

代表の娘さんが中途障害を負いちょっとした困っていることを手伝ってくれる人がいないかなと思っていたところ、キャンナスのことを知り、「これだ!」と思ったのが発会のきっかけです。事業所で始めた福祉有償移送での病院への送迎にキャンナスが付き添う新しいスタイルの支援も始まっているそうです。発会にあたっての渡邊代表の思いを紹介します。

目次

障害児の学校生活は親ありきで大変、できるお手伝いをしたい

 私自身、娘が中途障害を負い、娘の介護を行っていく上で、ちょっとした困ったことを手伝ってくれる人いないかな。。。と思うことが多くありました。

 学校での移動教室では、当時エレベーターが設置されていなかったので、娘を背負って移動教室の介助を行うこともありました。そのような時に、ボランティアを募って、地域の方にサポートしていただきながら、移動介助を行うこともありました。

 また、導尿が必要であったため、市で行っている医療的ケア事業が始まるまでは、2時間目の終わりの休み時間と昼休みに、保護者が学校に行って、導尿の介助を行っていました。保護者が学校に行けない時は、友人にたのんで、導尿の介助に行ってもらいました。

医療的ケア事業がスタートしてからは、訪問看護が学校に来てくれて、導尿の介助を行ってくれるようになりましたが、校外の活動(修学旅行や校外学習)は、医療的ケア事業内では行うことができず、保護者が行っていました。保護者は、県外や市外に子どもと別行動で移動し、現場待機をして過ごしました。母であり、娘の専属ナースでもある日々を送る中、介護をする家族の息抜きの大切さを知りました。

さらに、家族が学校に出向く機会の多さを知り、保護者が働けない現状を知ることができました。また、制度では対応できないけれど、介助が必要とする場面は多々ある事も知ることができました。 

そんな状況を何とかできないものか…と考えることが多くありました。そのような時に出会ったのがキャンナスでした。「まさにこれ!」と思いました。家族の困ったことに、専門職が対応してくれる。できるときに、できることを、できるひとが、できるだけ。。。すてき!本当にありがたい。

選択肢が増える喜びを感じ、菅原代表の本を読み、迷わず電話して、代表の行動力、対応力、言葉に魅了され、キャンナスを始めたいと思いました。全国150か所以上に拠点があるのに、群馬に無い。。。 少しでも、家族の困ったに寄り添って、お手伝いがしたい。

「んー。。。動こう!」と気持ちが前に進み、キャンナスの集いにも参加させていただき、代表の皆さんに背中を押してもらって、発会することができました。

 現職場の「NPO法人生涯発達ケアセンターさんれんぷ」 の代表中林にキャンナスの話をして、中林がキャンナスの必要性を理解してくれて、新事業としてスタートさせてくれました。さらに、福祉有償運送も新事業としてスタートし、送迎にキャンナスが付き添うことで、受診の移動手段や付き添いの問題が少しづつ解決されていく様子も最近は感じるようになりました。

キャンナスって本当に素敵!!と思えることが増えています。まだまだスタートしたばかりですが、家族の身近な困ったことに、丁寧に対応できるようにしていきたいと考えております。今後ともキャンナスいせさき をよろしくお願いいたします。 

                                   キャンナスいせさき代表 渡邉里紗

キャンナスいせさきでは、活動いただける看護師さんを募集しています。お近くの方、よろしくお願いいたします・

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